私たち人間の快適な温度は、20〜24度(住まいに関して言えば冬の室内温度18℃〜23℃、夏の室内温度25℃〜27℃くらいが一般的に快適な温度です)、そして快適な湿度は、40〜60%です。
私たちの住む上越で家づくりを考える際、一番気を使わなくてはならないのが、この湿度対策なのです。
私たちの研究所では、いかに住まいの湿度を快適に保つか、そして建物自体の湿気による老朽化もどう防ぐべきかについて研究しています。
上越地域は、夏は湿度が高くジメジメして、冬は窓や壁などが結露してビショビショになってしまうという多湿気候です。
例えていうなら、赤ちゃんのオムツの中のようなものです。
赤ちゃんのオムツの中は、おしっこが体温で温められて非常にジメジメしやすい場所です。
そこで紙おむつ業界ではいかに赤ちゃんのお尻を爽やかで快適な状態に保つか、必死で研究開発を進めているのはご存知のことでしょう。
それならば、住宅の湿気対策もまた赤ちゃんのおむつを参考に考えれば重要なヒントになると私たちは考えました。
一般住宅では、湿気を壁の中に入れないためにビニールシートで内部を覆ったり、ビニールクロスを全面に張ったりして湿気を防いでいます。
しかし、もし赤ちゃんのおむつをビニールで包んでしまったら一体どんなことになってしまうでしょう?
おむつの外に逃げられない湿気がおむつの中で充満し、赤ちゃんの繊細なお尻はたちまち真っ赤にかぶれてしまうに決まっています。
住宅の場合では、かぶれる代わりに窓や壁、押入れの中などが結露してビショビショになってしまうわけです。
では、赤ちゃんのおむつはどうやって湿気を外に逃がしているのでしょうか?
それは、おむつが「呼吸できる素材」で作られているからです。
湿気とはすなわち水蒸気です。水蒸気は、水に比べて非常に小さな分子で出来ています。
3ナノメートル(1億分の3センチ)という小ささで、この水蒸気が十分通り抜けられる隙間を確保しながら、水(つまりおしっこですね)は吸収して外に漏らさない。
そういう素材でおむつは出来ているため、まず水を吸収し、少しずつ水蒸気を外に放出するという仕組みになっているのです。
水は通さないが、水蒸気は通す素材。実は昔の土壁がまさにそういう素材でした。
結露とは、どこにも逃げられない水蒸気が水に戻ってしまう現象です。
その前に、適度な隙間を通して外に放出してしまえば結露は起きません。
むしろ完全に水蒸気を遮断してしまうことで結露は発生するのです。
それに気付き、土壁という素材を見つけ出した先人の知恵には感心するばかりですが、今さら、これから新築する家の壁を土にするわけにもいきません。
そこで、私たちは土壁に代わり、それ以上の湿度の吸放出機能を持った素材を採用したり、温度と湿度を調節して不快指数を下げるさまざまな工夫をしています。

私たち人間の快適な温度は20〜24度(住まいに関して言えば冬の室内温度18℃〜23℃、夏の室内温度25℃〜27℃くらいが一般的に快適な温度です。)、そして快適な湿度は40〜60%です。
湿度には、絶対湿度と相対湿度があり、それぞれの意味は、絶対湿度→大気中の水蒸気の量。
空気1m3中の水蒸気のグラム数で表す。相対湿度→空気中に含む事ができる水蒸気量に対して、実際の水蒸気量の割合を%で示す。私たちが何気なく、耳にしている湿度は「相対湿度」の事です。
そして温度と湿度の関係を表しているのが夏によく聞かれる「不快指数(気温と湿度によるむし暑さの指数)」です。

不快指数とは体感温度のひとつで、70を超えると不快に感じる人が出はじめ、75で半数以上、80を超すと全員が不快に感じるという具合になっています。
日本人の場合、不快指数が77になると65%の人が、85になると93%の人が暑さによる不快を感じます。

私たちの住む新潟をはじめ日本各地とも、気温の高い夏に湿度が高くなるため、不快指数がいっそう高くなります。
1年を通しても快適な温度となる月は6月、快適な湿度は4月のみとなっています。
なんと湿度が70%を下回る月は一年の4分の1しかないのです。
アスカ創建では、温度と湿度を調節し不快指数を下げる工夫をたくさんしています。
材料では、天然木・抗酸化溶液・セルロースファイバーを使っており、極力冷暖房に頼らない暮らしができるよう研究しています。
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よく「木は呼吸する」と言われ、たとえば ヒノキ柱3m×10.5cm×10.5cmでは、1500ccの水分を吸ったりはいたりするといわれています。
家の中の湿度が高すぎるときは水分を吸って蓄え、家の中が乾燥するとそれを放出する。木は天然の整湿作用を持っているわけです。
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セルローズファイバーとは、天然木質繊維のことです。
この繊維は新聞紙を利用して作られてものですので、木と同じ効果が得られます。
特に吸湿に関しては、家中に施されているので木材以上の効果が得られます。
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抗酸化溶液を含んだ珪藻土仕上げ材(エコパラダイス)を床下・壁・床・天井に塗装することで、湿度をさげることができます。
抗酸化溶液は、北海道白老郡白老町虎杖浜に在住の一級建築士:会田伸一氏が、建築に使う土を模索中に、物を腐らせない液体を偶然発見し、その後、永年にわたる研究により開発された発酵型微生物を培養して作る特殊酵素(液体)です。
珪 珪藻土とは、植物性プランクトン(珪藻)が、長年にわたり海底や湖底に堆積して化石化した自然素材です。
昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。
そして現在では、ビールのろ過材としても使用されています。
中でも自然が育てた珪藻土は、吸・放湿機能が大きく、また、自律的に呼吸し続けるため、半永久的に調湿機能を発揮。
壁や床などに塗装した場合、無数の気孔が空気の層となり、外気温に影響されにくい室内環境が得られます。
「住まいの寿命」を縮めてしまう原因のひとつに湿気(結露)があります。
私たちは、いかに住まいの湿度を快適に保ち、建物自体の湿気による老朽化をどう防ぐかを考えて、様々な工夫を行っています。
お客様に快適な空間で、長く住んで頂きたい!
そんな思いで日々研究に取り組んでいます。
湿度に関するお問い合せは、
布施多美子までお気軽にお問い合せ下さい。
