「暑さ寒さが不快なのはわかるが、いくらなんでも生死に関わるとは大げさな」と一笑に付される方もいらっしゃるかも知れません。
では、次の表をご覧ください。
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| 総数 | 0歳 | 1〜4歳 | 5〜9歳 | 10〜14歳 | |
| 平成13年 | 11,268 | 155 | 146 | 42 | 26 |
| 平成14年 | 11,109 | 134 | 140 | 54 | 39 |
| 平成15年 | 11,290 | 111 | 102 | 44 | 31 |
| 平成16年 | 11,205 | 112 | 120 | 39 | 41 |
| 平成17年 | 11,781 | 138 | 118 | 46 | 40 |
| 15〜29歳 | 30〜44歳 | 45〜64歳 | 65〜79歳 | 80歳〜 | |
| 平成13年 | 296 | 465 | 1,708 | 4,047 | 4,378 |
| 平成14年 | 257 | 421 | 1,695 | 3,979 | 4,389 |
| 平成15年 | 266 | 454 | 1,625 | 4,224 | 4,430 |
| 平成16年 | 246 | 484 | 1,664 | 4,080 | 4,411 |
| 平成17年 | 272 | 510 | 1,924 | 4,591 | 5,137 |
ちなみに、家庭内のトイレでの死亡事故は年間約3000人、浴室内で約3500人となっており、火災で亡くなった2000人を大きく超えているのが実情です。
交通事故で亡くなる方が年間約9000人であることを考えると、特に高齢者にとっては交通事故よりもヒートショックのほうが怖いと言えるでしょう。
家庭内の事故の最大の原因は、温度変化(ヒートショック)と呼ばれるものです。
例えば居間、または寝室を暖房器具で温めていたとします。
その部屋の温度は約25度。そこから廊下に出ると一気に気温は10度に下がり、脱衣場に行って裸になる時の温度は8度、浴室の温度はタイルの冷放射で5度ぐらいしかありません。わずか部屋を出て1分程度で体は20度もの温度差にさらされるわけです。
その状態で浴槽につかると、今度は42度まで急激に体表面の温度があがります。
まるでバンジージャンプのような急激な温度差の変化に、脳内の細い血管に大量の血液が一気に流れ出し、血管が破れて脳溢血…というような悲劇が起きてしまうのです。
もちろんその他にも急激な温度変化のショックで心不全を起こしたり、めまいを覚えて転倒して頭を強打して死亡…といったような事故が起きています。
住宅の温度対策とは、暑さ寒さをしのぐだけでなくこのような重要な問題も抱えていることがご理解いただけたでしょうか。
一方、アトピーなどのアレルギーを持っている方も、このような温度変化が急激に起きる住いに住むと、ある問題が発生します。
それは、各部屋の温度差により押入れやタンスの裏に結露が発生し、それが原因でカビが発生するといった悪循環にさらされるという問題です。
カビは決して夏にだけ発生するものでなく、湿度と温度があればほぼ一年を通して発生しますから、アトピーがひどい人は症状が悪化するばかりで、一向に回復に向かうことはありません。
ですから、アトピーやアレルギー体質の方は特に、住宅内での温度変化の激しい家に住むのは極力避けたいものです。
温度に関するお問い合せは、
布施多美子までお気軽にお問い合せ下さい。
